日本の手技療法師は国際的な?世界に通じる?知識と技術を習得するべきであるというJFCP(日本カイロプラクティック協同組合連合会)が主催する国際セミナーに参加してきました。
講師は米国の大学UNIVERCITY OF WESTERN STATES から副学長のSara Mathov先生が来日されての開催予定でしたが、昨年からのコロナ禍の影響で米国、日本の各地をリモートでつないでの開催となりました。
私は倉敷の本会場で受講したのですが コロナ対策ということもあり100人以上参加可能な会場に22名での開催でした。(セミナーは英語のスライドですが、産業医科大学の河村教授の同時通訳付きでしたので助かりました)
内容は「姿勢制御:評価と再適合(後編・応用編)」ということで主に歩行のメカニズムを姿勢制御の観点からかなり深掘りした解説があり、機能評価方法、機能回復方法などについてでした。
歩行のメカニズムは非常に複雑で、体内の複数のシステムを組織化して方向性と安定性を実現します。
故に、歩行に関する評価も多くの観点から実施すべきで、評価に基づいた機能回復のプログラムを組む必要があります。
ペアでの演習などを通じて理解度を深めることができました。
セミナー2日目は初日の内容をふまえた症例のビデオを見ながらの演習問題を実施し、発表に対して米国からSara Mathov副学長が講評してくださるなど盛り沢山でした。
セミナーには「攻める経営講座」もあり、コロナ禍で困難に遭遇している臨床家にとってはとてもためになる内容でした。
セミナー2日目には習熟度?試験もあり無事修了証を頂いてきました。
私は運営スタッフの一員としても参加したのですが、随時コロナ対策の為に換気、消毒の実施など皆で作り上げたセミナー!といった達成感のあったセミナーでもありました。
地域会場ではJFCPのHPをみて、参加された施術家?学生?もおられたそうです。
今後はこの知識と技能を患者さんの健康回復、健康維持のために活用していきたいと思っております。
姿勢科学士 大村